現在の位置

更新日:平成29(2017)年2月27日

はじめに

はじめに、昨年7月の市長選挙におきまして、市民の皆様から負託を賜り、門真市長の重責を担わせていただくこととなりました。
本年は、私が市政運営を担わせていただく、実質的なスタートの年となります。私は、市長選挙を通じ変化を訴えてまいりました。市民の皆様からも、門真が変わっていくことを期待されているものと考えております。
世界の情勢に目を転じますと、イギリスでは、国民投票によりEUからの離脱が決まり、アメリカでは大接戦の末、トランプ氏が大統領に選出され政権交代がなされました。これらは、予想を覆す結果との意見もありますが、私は、世の中が常に変化している中、従来の制度や枠組みでは対応できなくなってきているということが、結果として現れたものであり、既存の価値観では捉えきれないニーズがあったことを示しているものと考えております。
このことは、本市におきましても同様であり、市民の皆様の声なき声にも耳を傾けることにより、市民の皆様が真に求めているものが何か、どのように変化しているのかをしっかりと見極め、市役所も変わることが、門真の変化につながるものと、決意を新たにしているところであります。
昨年は、4月には熊本で、10月には鳥取で直下型地震が発生し、また、8月には東北地方や北海道に台風が襲来するなど、自然災害の脅威を目の当たりにした年でもありました。被害に遭われたまちや、人の様子を報道等により知る中で、有事の際の地域の人と人とのつながり、地域の絆が、いかに人の支えになるか、また、行政の役割として、市民の皆様の安全を守るまちづくりと、地域との連携・公民協働によるまちづくりがいかに大切か、改めて考えさせられる機会が多くありました。
その一方で、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍は、日本中を元気にしてくれました。次回2020年は、東京開催が予定され、インフラ投資や観光需要の増加等の経済効果をはじめとして、世界中が注目するスポーツの祭典の開催による様々な波及効果が見込まれております。
更に、東京オリンピック・パラリンピック後の国家プロジェクトとして、2025年には、大阪開催に向けた日本万博の誘致が本格的に進められており、これが実現しますと、大阪の経済の活性化に大きくつながるものと考えられ、期待しているところであります。
さて、国全体の人口減少が進む中で、少子高齢化という構造上の問題に対応するため、一億総活躍社会の実現に向けた取組が進められております。本市にとっても急激な人口の減少、特に生産年齢人口、年少人口の減少は、地域活力の維持や市政運営におきまして、見過ごせないものであります。また、まちづくりの面では、高度経済成長期の人口急増に伴い形成した密集市街地や狭あいな道路など、本市特有の課題も多くあります。
これらの課題に対応するため、これから進めるべき主な政策は、地域に根差した子育て・教育施策の充実、まちづくりの推進による快適な住まい環境の整備、そして、産業の振興と身近で働ける場の創出であると考えております。
まず、子育て・教育環境の面では、子育て世帯の流出防止に向けた取組や子どもの貧困対策は喫緊の課題となっていることから、門真の未来を担う子どもたちを安心して産み育てることができる環境づくりや、子どもたちが将来、社会でしっかりと生きていく力を育めるよう、学校や地域の中で年齢に応じた経験を積むことができる機会の確保など、施策の充実を図ることが、最優先かつ重点的に取り組むべきものと考えております。
このことから、まずは子育てに係る保護者の負担を軽減する観点から、こども医療費の助成を高校3年生(18歳)まで拡充するとともに、5歳児の幼児教育・保育の利用者負担の無償化を開始することで、全ての就学前5歳児が等しく質の高い幼児教育・保育を受けることができる環境を整えます。
次に、まちづくりの推進につきましては、平成29(2017)年度は、市立総合体育館がオープンし、北島東土地区画整理事業では、道路・公園整備にも着手するなど、市民の皆様にもまちの変化を実感していただけるものと考えております。引き続き、市域北部の密集地域の解消や、都市基盤の整備を進めるとともに、府営住宅の移管に関する協議等も予定しており、既存のストックを十分に活用したまちづくりを通じて、抜群に優れた交通利便性を活かした、便利で快適な住まい環境の整備を着実に進め、定住都市としての魅力を高めてまいります。
次に、産業の振興につきましては、本市の基幹産業であるものづくり産業が元気になること、働く場所が身近にあることが重要であります。これまで進めてまいりました産業振興施策を基礎として、企業ニーズ等を踏まえながら、より効果的な企業支援を進め、職住近接のまちづくりをめざしてまいります。
門真には解決すべき様々な課題があるのも事実であります。しかし一方で、私は、この生まれ育った門真には、長い年月をかけて地域の中で育まれてきた地域の絆、人の活気、温かさ、また、文化・伝統、郷土への愛など、先人たちから受け継がれてきた誇れる魅力があると感じております。皆に誇れるこれらの魅力を市内外の多くの人に知っていただくとともに、これからの門真を担う子どもたちに、自らが育ったまちを好きになってもらうことで、その魅力が次の世代へと受け継がれるよう支援することにより、地域への愛着を醸成しつつ、市政にもしっかり反映していくことが、本市の課題解決、また、まちの一層の発展の一つの道筋ともなり得ると信じております。
それでは、平成29(2017)年度に取り組む主な施策について、ご説明申し上げます。

ページの先頭へ