平成30(2018)年度施政方針 健やかな笑顔あふれる支え合いのまち
次に、「健やかな笑顔あふれる支え合いのまち」について申し上げます。
少子高齢・人口減少社会において、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせ、一人ひとりが役割を持ち、活躍できる社会の実現に向けた取組が求められています。
こうした状況の中、認知症などにより日常生活に支援が必要な方を社会全体で支えることが喫緊の課題であり、成年後見制度についての関心と理解を深め、生活に寄り添ったきめ細かな活動が期待できる市民後見人を、大阪府と連携し育成するとともに、その活動支援を行ってまいります。
また、新たに庁内会議体として設置した「門真市2025年問題対策検討委員会」において、更なる少子高齢化・人口減少を見据え、中長期的な視点に立ち、高齢者施策をはじめ、少子化対策など、全庁的にその対応について検討してまいります。
次に、障がい者(児)福祉の充実についてであります。
「門真市第3次障がい者計画」の基本理念を踏まえ、全ての障がいのある人が個人の尊厳にふさわしい日常生活または社会生活を営むことができるよう、平成29(2017)年度に策定の「門真市第5期障がい福祉計画」および「第1期障がい児福祉計画」に基づき、施策を推進してまいります。
また、グループホーム、短期入所および相談支援など、居住支援のための機能を集約した多機能型の地域生活支援拠点の整備を進めてまいります。
次に、市民のこころの健康についてであります。
誰もが自殺に追い込まれることのない社会の実現をめざし、自殺対策基本法に規定する市町村計画として、本市の実情に即した自殺対策計画を策定してまいります。
次に、高齢者福祉の充実についてであります。
平成29(2017)年度に策定の「門真市第7期高齢者保健福祉計画」に基づき、介護予防・自立支援・社会参加の促進に取り組み、地域社会の中で活躍できる環境づくりを推進してまいります。また、これからの超高齢社会を見据え、高齢者が住み慣れた地域で安心して日常生活を営むことができるよう、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた取組を進め、「みんながつながる元気で活躍できるまち・門真」をめざしてまいります。
次に、社会保障制度の適正な運営についてであります。
国民健康保険制度につきましては、平成30(2018)年4月から広域化され、都道府県と市町村が共同保険者となって運営することとなり、市町村は資格管理や保険給付、保険料の賦課・徴収、保健事業などを引き続き担うことになっております。これまでと同様に市民の健康が守られるよう、安定的な事業運営に努めてまいります。
本市の国保会計が抱える累積赤字につきましては、年々着実に減少させているものの、未だ解消に至っておらず、制度改革後においても、引き続き収納率の向上による歳入の確保とともに医療費適正化対策の推進などによる歳出抑制に努め、早期の累積赤字の解消を図ってまいります。
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更新日:2019年10月31日