麻しん(はしか)

更新日:2023年05月24日

お知らせ

近年、海外旅行から帰国して麻しん(はしか)を発症した方を発端とした集団感染が起こっています。潜伏期間が1週間から2週間ありますので、帰国後に発症することがあります。

麻しん(はしか)の予防には、予防接種が有効です。麻しん(はしか)のり患歴や予防接種歴が明らかでなければ、予防接種を検討してください。

発熱・発疹など麻しんが疑われる症状が見られた場合には、必ず受診前に医療機関に連絡し、麻しんワクチンの接種歴・り患歴、旅行歴、渡航歴などを伝え、受診時間や受診時の注意事項を確認してから受診してください。

麻しん(はしか)とは

麻しんは麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で一般的に「はしか」と呼ばれています。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でその感染力はきわめて強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

小児が感染すると、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがある感染症です。

麻しん(はしか)の症状

麻しんは、感染後に10~12日間の潜伏期の後に発症します。38℃前後の発熱が2~4日続いたのち、少し解熱した後に、39℃以上の高熱と発疹が出現します。また、倦怠感(小児では不機嫌)や、上気道炎症状(咳、鼻水、くしゃみなど)と結膜炎症状(結膜充血、目やに、光をまぶしく感じるなど)が現れます。
乳幼児では消化器症状として、下痢、腹痛を伴うことも多く見られます。
合併症のないかぎり、7~10日後には主症状は回復しますが、リンパ球機能などの免疫力が低下するため、しばらくほかの感染症に罹ると重症になりやすく、また体力などが戻ってくるには1カ月位を要することが珍しくありません。

麻しん(はしか)の予防

麻しん(はしか)は感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。

麻しん(はしか)は、ワクチンの接種により予防できる病気です。麻しん(はしか)にかかったことのある人はすでに免疫を獲得していますが、かかったことがない人は、2回のワクチン接種を受けることで免疫を獲得できます。

定期予防接種の対象者(1期:1歳 2期:小学校入学前)は無料で接種を受けることができます。まだの人は、早めに予防接種を受けてください。

麻しんの感染が疑われたら

麻しん(はしか)患者と接触したと考えられる場合

麻しん(はしか)患者と接触後、3日以内に予防接種を受けると発症・重症化を予防できるとされています。未接種の方はかかりつけ医等とご相談ください。定期接種の対象の方以外は、任意接種(自費)になります。

麻しん(はしか)が疑われる症状が出現した場合

過去に予防接種を受けたことのある方は、典型的な症状が出現しないことがあるので、かかりつけ医等にご相談ください。麻しん(はしか)患者と接触後、発熱、せき、発しんなどの症状が出た場合には、学校や仕事を休み、早めに医療機関を受診してください。

医療機関の受診時の注意点

受診の前には必ず電話などで麻しん(はしか)が疑われる旨をお伝えのうえ、医療機関に注意事項をご確認のうえ、受診してください。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康増進課 管理・医療グループ
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