ノロウイルスによる感染性胃腸炎

更新日:2019年10月31日

ノロウイルスは感染性胃腸炎の原因の1つとなるウイルスです。ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。感染力が非常に強いため、家庭や施設などで患者が発生すると集団発生を引き起こしやすいため、注意が必要です。

感染源

  • 生カキなど二枚貝
  • ノロウイルスに汚染された食品や飲料水、器具など
  • 感染者のおう吐物や便
  • 感染者のおう吐物や便を触った手や、手で触れたものを介して口に入り感染
  • おう吐物が乾燥することによって空気中に浮遊し、口に入り感染

特徴

  • 人の腸内でのみ増殖(貝や食品中では増殖しない)
  • 風邪の様な症状(おう吐・下痢・発熱など)
  • 潜伏期間は1~2日間
  • 感染力が非常に強く、少量のウイルスでも感染する
  • ウイルスが乾燥すると微細粒子状となり、空気中に浮遊する

次の点に注意し、予防を行ってください

  • 食品の加熱調理(中心温度85℃、1分以上)
  • 二枚貝などは、中心部まで十分に加熱してから食べましょう (加熱調理用のカキは生食できません)
  • 下処理のまな板、包丁、ふきんなどは専用とし、使用後は十分に洗浄・消毒をしましょう。生鮮食品(野菜、果物など)は、十分に洗浄しましょう
  • トイレの後、調理する際、食事の前にはよく手を洗いましょう
  • 手洗いの後、使用するタオルなどは清潔なものを使いましょう

二次感染を予防するために

ご家庭や保育所、幼稚園、学校、高齢者施設などで

感染者の便、おう吐物などの処理には次の三原則を守ってください

  1. すぐに拭き取る
  2. 乾燥させない
  3. 消毒する

おう吐物やふん便で汚れた衣類などを片付けるときは、ビニール手袋、使い捨てマスクなどを用いましょう。また、汚れた衣類などは、他の衣類とは分けて洗たくしましょう おう吐物などで汚れた床は、ペーパータオルなどでふき取り、すぐに家庭・台所用塩素系漂白剤(市販品を約10倍に薄めたもの)を浸したぞうきんなどでふき取り、消毒しましょう ふき取ったペーパータオルなどは、ただちにゴミ袋に入れ、約10倍に薄めた塩素系漂白剤を入れ、消毒・密閉しましょう おう吐物などを片付けた用具、ぞうきんなどは、約50倍に薄めた塩素系漂白剤で付け置き洗いをしましょう ノロウイルスは乾燥させると密閉されたところでは、微細粒子状となり室内を浮遊し、人の口に入るなどして経口感染するもので、ぞうきんなどは洗浄、消毒を徹底しましょう。窓の開放はノロウイルスの微細粒子を屋外に出す一つの対策です 物の片付けが終わったら、よく手を洗い、うがいをしましょう

問い合わせ先

守口保健所地域保健課 電話06-6993-3133

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