ジカ熱などの蚊を介して感染する病気

更新日:2019年10月31日

ジカウイルス感染によるジカ熱は、デング熱・チクングニア熱などと同様に蚊を媒介しておこる感染症です。また、ジカ熱はジカウイルスに感染しても、症状がないか軽度の発熱、発しん、結膜炎、筋肉痛、関節痛、けん怠感、頭痛などが主な症状で、気付きにくいこともあります。

国内で感染した症例はありませんが、中南米・カリブ海地域やアジア地域を中心に発生が確認されており、流行地域が拡大しています。流行地域へ渡航する際は注意してください。

感染予防

海外の流行地域へ渡航する際には、「人から蚊」「蚊から人」に感染するため、蚊に刺されないように注意してください。また、蚊に刺された後、急な発熱や頭痛などの症状が出た場合は、医療機関を受診してください。

なお、蚊は夏場(5月中旬から10月下旬)に活発に活動し、8月をピークに増加しますので、蚊を媒介しておこる感染症に備え、平常時から各家庭で幼虫発生源の空き缶や鉢植えの受け皿に溜まる水などを清掃しましょう。 次のことに注意してください。

  • 外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくする。肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレーなど)を2~3時間おきに塗布する
  • 室内でも、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)などを効果的に使用する
  • 規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける
  • 突然の高熱や頭痛、関節痛や筋肉痛、発疹などが現れた場合には、感染症を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける
  • 蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿などを屋外に放置しない
  • 植木の水受けなどには砂を入れるなどの対策をとる

治療法

現在、ジカ熱には特効薬がなく、一般に対症療法が行われます。感染を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診をお勧めします。

流行地域

最新の流行地域については、厚生労働省ホームページをご確認ください。

妊婦の方へ

近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が示唆されています。このため、妊婦の方は流行地域への渡航を控えたほうが良いとされています。やむを得ず渡航する場合は、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。また帰国時に感染が心配な人や、発熱などの症状のある人は、帰国した際に、検疫所でご相談ください。帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所などにご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康増進課 管理・医療グループ
保健福祉センター4階
〒571-0064 大阪府門真市御堂町14-1
電話06-6904-6400
メールフォームによるお問い合わせ