セアカゴケグモに注意

更新日:2019年12月12日

セアカゴケグモは強い毒を持っていますが、手で触らない限りかまれることは無く、突かれると驚いて死んだふりをするなど、比較的おとなしいクモです。発見したときは市販の殺虫剤で退治してください。万一、かまれたときは水で洗うなど清潔にし、慌てず医療機関に相談してください(できるだけ退治したクモを持参してください)。

セアカゴケグモの写真

特徴

  • メスが体長約1センチメートル、オスが体長約0.4センチメートル全体に黒く背に赤色の帯状の模様があるのが特徴
  • 卵のうは約200個の卵が入った球形の袋であり、直径約0.5から0.8センチメートル、色は乳白色または黄褐色
  • 巣は粘りけが強くしっかりとした糸を張るため、たくさんの落ち葉などが絡まっており、比較的低い位置に作られる

生息場所

  1. 日当たりが良く、雨風のあたらない暖かいところ
  2. 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ
  3. 巣を張る適当なすき間があるところ

身近なところでは、次のようなところで発見されます 

  • 排水溝の側面やふたの裏
  • 花壇まわりのブロックのくぼみや穴、プランターと壁とのすき間、うつ伏せのからの植木鉢の中
  • 芝生や植木あるいは水抜き管の内部
  • 墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間
  • 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏、浄化槽ブロアーカバーの内部などの人工的な熱源の周り
  • 公園の遊具(すべり台の下地タイヤの裏)、ベンチの下

かまれたときの症状 

  1. かまれると、はじめはチクリと針で刺したような痛みを感じます
  2. やがてかまれた部分のまわりが腫れて赤くなります。痛みはしだいに全身に広がります
  3. 悪化すると、多量の汗をかいたり、さむけ、はき気などがあらわれることもあります
  4. 通常は、数日から数ヶ月で回復する例が多く、かまれても重症になることはほとんどありません

かまれたときの処置 

  1. 万一、クモにかまれたら、余分の毒を温水や石けん水で洗い落とします
  2. 多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうが良いでしょう
  3. できるだけ早く病院に行って治療を受けることが大切です(病院には、かまれたクモを殺して持参してください。適切な治療につながります)

防除 

  1. 生息しそうな場所に普段から注意し、クモの巣があれば、棒切れなどで払って、クモが巣をつくらないようにすれば、このクモからの被害を避けることができます
  2. セアカゴケグモを見つけても、素手でつかまえたり、さわったりしないようにしましょう
  3. クモには直接、市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴霧すれば駆除できます。卵のうには効きませんので、卵のうは袋に入れてふみつぶすか、バーナーで巣ごと燃やすなどして、駆除して下さい。※火の取り扱いには十分注意してください。

セアカゴケグモについて、詳しくは大阪府ホームページをご覧ください。

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