【18歳から大人に!】成年年齢引き下げによって今までとなにが変わる?

更新日:2023年12月25日

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民法改正に伴い、成年年齢が令和4(2022)年4月から、現行の20歳から18歳に引き下げられます。成年の定義見直しによって、これまでと変わること、変わらないことを今一度確認し、「大人」として責任ある行動ができるように心構えをしておきましょう。

成年になってできること、できないこと

民法が定めている成年年齢には、以下の意味があります。

  • 一人で契約をすることができる年齢
  • 父母の親権に服さなくなる年齢

成年になれば、親の同意なしに、自分の意志で様々な契約が可能となるのです。

成年になったらできることと、これまでと変わらず20歳にならないとできないことを以下にまとめていますので、確認しておきましょう。

18歳(成年)になったらできること

携帯電話の契約やローンを組むなどの際に、未成年の場合は保護者の同意が必要となりますが、成年に達すると、同意なしに自分一人で契約が可能となります。

ただし、契約には様々なルールがあり、安易に契約を交わすと思いがけないトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意が必要です。

できること

■親の同意がなくても契約ができる

  • 携帯電話の契約
  • ローンを組む
  • クレジットカードの作成
  • 一人暮らしの部屋を借りる 等

■10年有効のパスポートの取得が可能

■公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格の取得が可能

■女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女とも18歳に

■性同一性障害の人が性別の取り扱いの変更審判を受けることができる

注意:普通自動車免許の取得は従来と同様、「18歳以上」で取得が可能です。

20歳にならないとできないこと

お酒を飲んだりたばこを吸ったりすることができるようになる年齢は、これまでどおり20歳です。これらについては、健康面への影響や非行防止、青少年保護等の観点から、現状を維持することとされています。

できないこと

■飲酒をする

■喫煙をする

■競馬、競輪、オートレース、競艇(公営競技)の投票券(馬券など)を購入する

■養子を迎える

■大型・中型自動車運転免許の取得

成年についてのQ&A

Q.成人式はどうなるの?

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A.門真市ではこれまでどおり20歳を対象に開催します。

成人式の対象年齢や時期については、現在、法律による決まりはなく、各自治体の判断で実施されます。

門真市では、成年年齢引き下げ後の令和5(2023)年以降の成人式についても、名称を「二十歳(はたち)のつどい」に改め、現行どおり20歳を対象に成人の日に開催することが決定しております。

下記リンクにて、成年年齢引き下げ以降の成人式について掲載しています。

Q.契約するうえで気をつけることは?

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A.ルールや知識がないままでの安易な契約は交わさないよう注意しましょう。

もし、未成年者が親の同意なしに契約をした場合には、民法で定められた「未成年者取消権」により、その契約の取り消しが可能です。成年に達すると、親の同意なしに契約ができるようになりますが、未成年者取消権は行使できなくなります。つまり、契約を結ぶかどうかを決めるのも自分、その契約に対して責任を負うのも自分ということになります。

安易に契約を交わすことによって、様々なトラブルへと繋がる恐れがあります。社会経験に乏しく、保護がなくなったばかりの成年をターゲットとした悪質な業者もいますので注意が必要です。

下記リンクからも、成年年齢引き下げについてや契約に関する注意事項などがご覧いただけます。

ポスターのダウンロード

門真市は成年年齢引き下げに伴い、新たに成年になられる方やこれから成年を迎えられる方への゛大人になること”への理解を深めてもらうことも目的に、ポスターを作成しました。ご自由にダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。

 成年年齢引き下げについてのポスター

成年年齢引き下げについて(ポスター)(PDFファイル:824.1KB)

関連リンク

成年年齢引き下げについてもっと詳しく知りたい方や、契約についての知識を深めたい方は、以下のリンクより各ページへアクセスいただけます。

出典

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