平成31(2019)年度施政方針 健やかな笑顔あふれる支え合いのまち

更新日:2019年10月31日

次に、「健やかな笑顔あふれる支え合いのまち」について申し上げます。

地域福祉の推進についてでありますが、超高齢社会において認知症などの高齢者の増加を見据え、平成30(2018)年度より成年後見制度における市民後見人を大阪府と連携し養成してまいりました。平成31(2019)年度におきましても、引き続き市民後見人を養成し、活動支援を行うとともに成年後見制度に関する理解を深め、地域の助け合いによる福祉の推進に努めてまいります。

次に、社会保障制度の適正な運営についてであります。

国民健康保険制度につきましては、平成30(2018)年度からの広域化により、大阪府と府内市町村が共同保険者となって運営しており、本市におきましては、資格管理や保険給付、保険料の賦課・徴収、保健事業などを引き続き担っております。今後も市民の健康が守られるよう、安定的な事業運営に努めてまいります。

また、糖尿病の重症化が、健康を脅かしている状況に鑑み、新たに、糖尿病性腎症重症化予防事業を実施し、健康寿命の延伸と医療費適正化を推進してまいります。

本市の国保会計が抱える累積赤字につきましては、年々着実に減少させてきたところであり、引き続き収納率の向上による歳入を確保するとともに医療費適正化対策の推進などによる歳出抑制に努め、早期の累積赤字の解消を図ってまいります。さらに、本市におきましては、2019年10月から府内全市町村で実施される大阪府版健康マイレージ事業「おおさか健活マイレージ・アスマイル」を、他市町村に先駆け、平成31(2019)年1月からモデル実施しているところであり、保健事業などにおいて本事業を十分に活用していくとともに、広く普及させることにより、生活習慣病予防に向けた健康意識のさらなる向上を図ってまいります。

次に、高齢者福祉の充実についてであります。

介護予防、自立支援、いきがいづくりなどの社会参加の促進など、高齢者が地域社会の中で活躍できる環境づくりに向け企業・地域住民などと連携し、健康寿命の延伸に努めてまいります。

また、単独世帯高齢者や認知症などにより支援が必要な高齢者の増加が見込まれることから、地域での見守り体制の強化をはじめ、自分らしく最期を迎えるための本人および家族など養護者に対する支援、権利擁護など、住み慣れた地域で、安心して日常生活を営むことができるよう、取り組みを進めてまいります。

次に、障がい者(児)福祉の充実についてであります。

障がい者などが地域社会の中で人々と共生し、生きがいを持って暮らせる環境を整備することは大変重要なことであります。

本市では、「門真市第5期障がい福祉計画・第1期障がい児福祉計画」に基づき、障がい者などの重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、グループホームや短期入所など、居住支援のための機能を集約した多機能拠点整備型の地域生活支援拠点の開設に合わせ、障がい者基幹相談支援センターを平成31(2019)年4月に移転し、相談体制の一層の充実を図ります。今後は、当該拠点を運営する社会福祉法人との密な連携のもと、障がい者などやその家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、さまざまな支援を切れ目なく実施してまいります。

次に、市民のこころの健康についてであります。

平成31(2019)年3月策定予定の「門真市自殺対策計画」に基づき、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」をめざし、自殺防止対策を推進してまいります。

次に、病気の予防対策の充実についてであります。

乳幼児を対象とする定期接種ワクチンの増加に伴い、予防接種スケジュールが複雑化している状況を鑑み、集団接種のみであったBCGワクチンをかかりつけ医による個別接種も可能とし、利便性の向上かつ安全で安心な接種環境の整備に努めてまいります。

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