事例4. 賃貸住宅退去時のトラブル

更新日:2019年12月03日

1年居住していた賃貸マンションを退去した。鍵の返還時に管理会社に立ち会ってもらい修理箇所の確認をしたところ、畳の変色と壁の押しピンのあとを指摘され、畳の表替費用、クロスの全面張り替え費用と、ハウスクリーニング代の合計84,000円を原状回復費用として請求すると言われた。退去時にハウスクリーニング代が必要だとは契約書には書いていない。支払わないといけないのか。

(相談者 30代男性)

助言

退去時の原状回復に関する費用負担については、国交省のガイドライン(特約があれば特約)に沿って検討することになります。賃借人が借りた当時の状態に戻すものではなく、通常の住まい方・使い方をしていても発生すると考えられる場合は、原状回復費用を負担する必要はありません。ハウスクリーニングに関しては、本来次の入居者を確保するために準備するための費用なので、家主が負担すべきとされてます。ただし、特約に書かれている場合は特約が有効と考えられます。相談者にはガイドラインを根拠に話し合いをするよう伝えました。退去時にはこのようなトラブルが多いので、今後は入居時と退去時の部屋の様子を写真に撮っておくよう助言しました。

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