門真のみどころ

更新日:2021年03月22日

樹齢1000年以上と言われる国指定天然記念物の巨木「薫蓋クス」。三島神社のご神木で、地元の人から長年にわたり親しまれています。

5世紀ごろに淀川の洪水を防ぐために仁徳天皇が渡来人に築かせたとされる大阪府指定史跡「伝茨田堤」。日本最古の大規模な土木工事と言われており、古事記や日本書紀に記されています。堤根神社や地元の保存運動により現代にその姿をとどめています。

2018年にオープンしたパナソニックミュージアム。門真市名誉市民第1号である松下幸之助の歴史館、ものづくりイズム館、さくら広場があり、年間約34万人が訪れています。館内では子ども向けの工作教室や松下幸之助に関する講座などもひらかれています。

終戦後の日本で第44代内閣総理大臣をつとめた幣原喜重郎と、歴史学者で台北帝国大学総長などをつとめた兄の幣原坦は、門真市一番町の出身です。生家跡には顕彰碑が、御堂町の願得寺には幣原家累代のお墓があります。

その願得寺は蓮如の子、実悟が創建した真宗大谷派の寺院で、玄関や太鼓楼などが国の登録有形文化財に指定されています。常称寺町には原水爆禁止運動の父といわれる安井郁生誕の地の碑があります。

フィギュア製作で有名な株式会社海洋堂は市内でミュージアムをつくることを予定されています。門真のものづくり技術と日本のサブカルチャーが、世界に向けてさらに発信されることが期待されます。

大阪府立門真スポーツセンター「東和薬品RACTABドーム」には体育館やプール、スケートリンクなどがあり、フィギュアスケートの大会やショーには世界中から大勢の人が集まるなど、年間で約50万人が利用しています。

また、門真運転免許試験場には、毎日多くの人が申請などのため訪れています。

また、送電線の鉄塔、団地の給水塔、ご当地マンホール、汽車ポッポ公園など、人によっては「めっちゃおもろい!」と感じるものが日々の暮らしのそばにたくさんあります。

うどん屋、ラーメン屋、中華料理屋、洋食屋、お好み焼き屋、定食屋、和菓子店、洋菓子店、パン屋、酒屋、居酒屋、カフェ、レストランなどあげればきりがありませんが、門真にはおいしいお店がたくさんあります。

12㎢のコンパクトなまちにもかかわらず、門真には人に紹介したくなる見どころが本当にたくさんあります。

門真の何かが好きな人、新しいまちの魅力を発掘・創造するのが好きな人なら、きっと門真を楽しんでいただけます。

薫蓋クス

樹齢1000年以上と言われる国指定天然記念物の「薫蓋(くんがい)クス」

このまちで頑張る「人」が門真の魅力

2017年に10年ぶりに復活して以降、毎年開催されている「ふるさと門真まつり」では、約5万人の来場者に喜んでもらうため何百人もの人がボランティアスタッフをしています。

2004年から古川橋駅周辺で開催されているラブリーフェスタは、エリア内の企業や商店、様々な団体の人が一体となってまちを盛り上げています。

門真市シルバー人材センターは会員数が約1800人、収益の合計が約5億2000万円で、日本トップクラスのシルバー人材センターと言われています。会員の皆さんは門真市内の様々なイベントや地域経済を支えています。

桜の名所「砂子水路」では桜並木をゆったりと通り抜ける田舟を地元の方がボランティアで運行し、お花見に訪れる人を楽しませています。

「わがまち門真市民ミュージカル」は子どもから高齢者まで、総勢100人でのミュージカルを2004年から続けています。実行委員や指導者の皆さんは演劇や音楽を通じて世代間交流と子どもたちの生きる力を育んでいます。

「みんなでつくる門真の第九」は音楽の力でこのまちを元気にしようと2014年からコンサートを続けています。

2018年からスタートした「門真国際映画祭」には38の国と地域から約1000本の映像作品の応募があり、内閣府後援の「ふるさと名品オブザイヤー」を受賞。「KADOMA」を世界に発信しました。

門真市内の企業には「カドマイスター」として認定された製造業者など卓越した技術をもつものづくり企業の職人がたくさんいます。

門真れんこんをはじめとする地元野菜を手塩にかけて育てる農家の人や、まちおこしのためにと新たな商品を開発するお店の人もたくさんいます。

それぞれの地域では自治会、地域会議、PTA、消防団、祭保存会など地域に根差した組織で活動する人がこのまちを支えています。

このほかにも、門真にはこのまちで頑張る人がたくさんいます。門真の魅力は「人」そのものです。

市民や門真に関わってくれる人が門真の魅力を高め、発信してくれる大切な存在です。

趣味や志向が多様化している現代社会では、好きなものは人それぞれです。多種多様な取組みがまちにあふれることで、より多くの人がそれぞれの関心に合わせて色んな門真を好きになってくれると期待しています。

門真の総合的な魅力を高めるために、このまちで頑張る人、新しいことにチャレンジする人を本市は感謝の気持ちをもって応援します。

自分の力を社会にいかしたいと思う人、新しいことにチャレンジしたい人をお待ちしています。

砂子水路の桜

砂子(すなご)水路の桜並木をゆったりと通り抜ける田舟は地元の方がボランティアで運行しています。